上から見たら雨樋雪害

足場をかける前、下から見たのでは異常なしと思えた雨樋でしたが、足場を組み、上から見てみると、いろいろ不具合があると工事部から報告があり、私も実際に足場に上がり、見てみました。

なるほど、雨樋の金具のネジがゆるんでいる。軒樋が少しゆがみ、集水器の個所ではないところに水が溜まっている。軒樋の角の接続部分がはずれている。外壁との接続部分の出幅が増大したようなところがある。すべて、雪の重みによるものと思われます。

下から見てあきらかに軒樋が外向いているとか、壊れているというような時は、見積もりの段階でその旨お施主さんにお話しし、火災保険の手続きをするよう伝えます。まず保険金請求をして、お金がおりてから実際の工事は着工することが多いのですが、今回のように足場をかけて初めて発見したような時は、修理前の写真をしっかり撮って、保険会社に申請していただくことになります。