雨漏りの原因は縁切りしてない

昨日着工した現場は、他業者で前回塗り替え塗装施工後から雨漏りが発生したそうです。そして、今回はその原因を解決したいので、クチキテックに2回目の塗装工事をお任せいただいたそうです。

お施主さんはベランダの水切りが、原因ではないかと、コーキングしたそうですが、うちの社長も主任も一目見て原因は別だと断言しました。

カラーベスト屋根を前の業者が塗った時、タスペーサーを入れていないどころか、縁切りをしてないのです。カラーベスト屋根は、縦の隙間から入った水が横の重なりから出る構造になっているのですが、塗装工事の際、塗料で横の重なりを埋めてしまうと、入った水の出口がふさがれ、ポケット状に屋根材の裏側に水が溜まり、逆流して建物内に入ってしまうのです。

そうならないように、縁切りといって、重なりに入った塗料を道具を使い、切るようにして、水の出口をつくらなければならないのです。出口を確実に確保するためには、タスペーサーという器具を設置します。

今日は高圧洗浄の前に、マルチツールという器具で、前回の塗装で詰まった塗料を除去するという工程を急きょ追加してから、洗浄しました。