20年、30年もつって、何が

先月施工していた現場の、同じ住宅団地内に、足場が立っていて塗装業者の看板シートがかかっていたのを見ると、外壁が30年もつって書いてありました。

30年もつって、何が30年もつのか?だいたい、表面の艶が30年もつってことを言っているはずです。耐候性というやつです。

写真の黄色い塗装をした家は、他社で10年前に塗装して、その時、20年もつ塗装だと言われたそうです。塗って10年、よく見るとたしかに艶はありピカピカです。高耐候塗料で塗り、たぶん20年くらいピカピカでいると思います。でも、これでいいの?

表面の塗装はピカピカだけど、中からの結露で塗膜がはがれてしまっているのです。しかも釘がきかないところがある、つまり、壁内結露で中の木が腐朽しているところがあるということです。

表面がピカピカでいることより、肝心の木が腐らないように、壁内結露を減少させることを考えるべきなのです。そこで、クチキテックではカルダンモルタル+クチキテックウォール、発泡スチロール球入り本格断熱改修塗装をしました。下の茶色いコテ模様仕上げ。