現場に行くと、職人さんがちょうどクチキテックウォールをつくっていた。
塗料に発泡スチロール球を入れ、三連の大型電動マゼラー(撹拌機)でよく混ぜ合わせます。
蚊帳(作業小屋)の中で、クチキテックウォールが出来上がっていくのをずっと見ているとおもしろい!
とろっとした塗料が、こんなにもっちりした材料になるのだから、なんだか不思議。
これが厚さ3mmから5mmの断熱層になるのです。普通の塗装では何回塗っても1mmにも満たない厚さ、数ミクロン。
塗料の缶も、一般的な外壁塗装で一軒の家でせいぜい4~5缶ってところですが、クチキテックウォールは
中塗り(平吹き、模様吹き、コテ模様つけ)だけで40缶近く使い、その上にさらに上塗り6缶くらい使いますよ。