耐候性が良いというのは、いつまでもピカピカ、艶が引けないということです。
耐候性の比較だけで、アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素、というような、優劣がつけられて、高耐候が、高品質であるという偏った考え方のもと、建物寿命に悪影響を及ぼす工事が行われる場合があります。
透湿性も断熱性もない塗装で家を覆うことで、むしろ建物躯体が劣化するという、皮肉な結果が生じてしまいます。
家一軒一軒違います。重視すべきは耐候性だけだはありません。家にとって最適な塗装仕様を選ぶことが大切です。
クチキテックニュース7月号より