外壁塗装の基本的考えかた

当社では、破風板、雨樋、屋根、などに、25年対応塗料を標準採用し、塗装業界ナンバーワンの
高耐候仕様を確立し、さらに、外壁においては、クチキテックウォール、カルダンモルタルなどの、
外断熱仕様の充実に励んでまいりました。

さて、私、朽木康(くちき こう)は、塗装業界の常識にとらわれることなく、常に消費者の利益を優先し、
その価値を追求してまいりました。

20年ほど前から現在に至るまで、塗装工事の価値は、塗膜の性能(耐候性)が重視され、
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の順列が確立し、高耐候性が高品質であるという、偏った考え方の
もと、各社が競い合いを続けてきました。

その結果、透湿性も断熱性もない塗装で家を覆うような、建物寿命に悪影響を及ぼす工事が行われ、
外壁塗装工事を行うことによりむしろ建物躯体が劣化するという皮肉な結果が生じています。
消費者はお金を出して、わざわざ建物の寿命を短くしているのです。

つまり、外壁塗装の価値は、主に
①塗膜を守る
②外壁材を守る
③建物を守る
の3つに分類され、今までは①、②の塗膜、外壁材、を守るために工事が行われてきました。
③の建物を守るために、そもそも外壁塗装は必要なのか?

例えば、建物の条件によっては塗膜が劣化することによって透湿性能が回復し、塗装工事を
行わない方が建物が長寿化するという事実を、どのように考えるか。

外壁塗装の価値は耐候性(いつまでもピカピカ)だけではありません。
意匠性、断熱遮熱性、低汚染性、防水性(弾力性)、透湿性、など重要視すべきことは
その家によって違います。

建物の劣化の大きな要因の一つが壁内結露です。
多くの家はグラスウールなどの繊維系の断熱材を使用した内断熱工法であるため、
室内外の温度差によって、壁内結露が発生します。

最近の新築住宅は、内断熱工法の欠点である壁内結露を減少するために、
発泡ウレタンや通気工法、外張断熱、アルミによる熱反射工法などの対策が
施されています。

しかし、従来のグラスウール使用の内断熱の工法の家をリフォームして外断熱にし、
壁内結露を減少させるには、外断熱塗装以外にローコストで施工できる方法はありません。

当社では本格外断熱塗装コテ模様仕上げを施工し、今までとは全く異なる豪華な仕上がりを
期待できるようになりました。今後もこの技術の発展普及に全力で努力してまいります。

有限会社クチキテック
代表取締役 朽木 康