高耐候塗料が災いするケースも

クチキテックで施工する10年前に、他の業者で高耐候塗装したお宅。10年前、契約する際、30年もつ塗装をすると言われて頼んだそうです。写真をよく見ると、外壁はひどく傷んで目地もひどい状態、サイディング自体も割れていますが、塗膜を見ると、ピカピカです。フッ素並の高耐候塗料だから、30年近くピカピカでいるというのは、本当なのです。でも、これでいいのですか?

多くの塗装業者は、家ではなく、一番外側の外壁の表面の塗膜のピカピカが長持ちすることを、もちますよ、と言います。このお宅、高耐候塗料で塗ってピカピカですが、断熱性も透湿性もない塗料で塗ったため、壁内結露は塗る前より増加し、見えないところで、肝心の木が腐ってきていました。

クチキテックでこの状態を説明し、今度は外壁の塗膜ではなく、家を守る塗装を提案し、ここまで傷んでしまったのでは、ラス網張りからやることになり、大工が釘やビスを打とうとしても、中の木がぐさぐさで、打てないところがありました。

最近、コロナの影響でしょうか?相見積もりになると、予算の理由で、一番安価な業者に依頼するお宅が増えています。安易な塗装をするくらいなら、塗装しない方が良い場合もあると、知っていただきたいです。

クチキテックの社長は、自社の契約欲しさに「この状態では、クチキテックで施工するしかないです。」と言っているのではないのです。本当にお客さんの家のことを考えてアドバイスしているのです。伝わらない時もあり悲しいです。